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活動報告-FILE6-<2012年4月>

福島第一原子力発電所20Km圏内での活動について

2012年4月2日「圏内活動ご報告」





遅くなりましたが、圏内のご報告です。

捕獲器は、残念ながらどなた様も入ってくれませんでした。
姿も見せてくれませんでした。
でも、絶対いる、あの場所、あの場所、あの場所に。
捕獲器を相当警戒しているものと思われます。

今ある吊り餌式の捕獲器をなんとか踏み板式に改造できないかしら。
踏み板式のほうが確率はぐんと高くなると思います。
販売している踏み板式のものは、高額だし、とにかく重くて私じゃ運び歩けないのです。
捕獲器改造、挑戦してくださる方いらっしゃいませんかね。
とにかくあきらめずに通います。

猫ちゃんは、たくさん姿を見せてくれました。
それぞれ、おやつ入りのフードをおいてきました。
あ、猫ちゃんの捕獲器を、1つだけですが購入させていただきました。
猫ちゃんの保護スペースは狭いので、1つだけ…。
まだ到着していませんが、コロちゃん宅で活躍してくれることを願います。

牛さん
富岡町某所のどぶどぶの囲い込み
一頭もいなくなっていました・・。
近くには、牛さんがたくさん、車にビックリしちゃったね、ごめんよ。

それから、今回は、帰宅準備区域になるであろう地域のゴミ拾いが中心でした。
例の許可なしの餌場
ゴミ拾い中に発見し、実際見てみてちょっと状況がひどかったので、片付けてきました。
T様、写真で現在の状況をご確認ください。m(_ _)m
他団体の方が、除菌消臭をしてくださるそうです。

ただ、あの餌場、寝床があったおかげで冬を越せた猫ちゃんは相当数いると思われます。
近くのべつの場所で、置き餌させていただける場所がみつかったそうで何よりです。

とくに、帰宅準備区域において、今後は尚一層、給餌場所として、
住民の方の協力が絶対に必要になってくると思われます。
帰宅準備区域で、フードを置かせていただける場所、
住民の方がおりましたら、ご協力をお願いしたいです。

ところで、4月からって話でしたけど、再編詳細決まったんでしょうか。
遅れてるんでしょうかね?
》追記
再編されてたんですね。
この三日間ニュース見られず。
当初報道されていたものとはだいぶ違いますね。

今回は
2日目が、遠方からレンタカーを借りて来てくださるナナさん
3日目が、地元のOさんが同行してくださいました。
同行、ありがとうございました!お疲れ様でした。

2012年4月9日「圏内活動ご報告」


あっという間に時間が過ぎてしまいました。

大きい、犬の捕獲器の移動などもあり、あっという間にタイムオーバー、
給餌は少ししかできませんでした。

そんな中、住宅街にある牛舎で、一人で牛の世話をしているお母さんがおられました。
これから囲い込みの柵を作るんだ、私は殺処分は絶対に同意しない、
なんで家族を殺さなくちゃいけないんだ、と
今は週に2〜3回来られているそうですが、囲い込んだら毎日来なくちゃね、と
おっしゃっていました。

この場所は、まだ飼育が認められていない地区です。
一人で世話をされているお母さん
手伝いたい・・
後ろ髪をひかれつつも、自分のやるべきこと、役割を果たさなければ
次の場所へ行かねばならず

お母さんと携帯の番号を交換してきました。
ワンちゃんを見たら電話するから、と。
ありがとう、お母さん、

コロちゃんち
コロちゃんちに通じる坂道
先日行ったときは、坂道を登りきった真ん中にイタチらしきものの亡骸が
今日も・・
なんか茶色いフワフワしたものが、ある、またか・・
と思いきや、動き、走って隣のお宅へ行かれました。
ワンちゃんが、日向ぼっこしておられたのでした。
隣のお宅へ行き、また日向ぼっこ・・。
あまりに気持ちよさそうに日向ぼっこをしてるもんで、気が抜けちゃいました。
日向ぼっこしていた坂道から3m先くらいには、餌場と、毎回捕獲器をかけているのですが。
入ってくださいな。
明日入ってくれてるといいのだけど。

この場所で目撃している子
あと4頭。
事故や病気などなく、生きてくれているのか・・
保護したい。

それから、黒ちゃんと白ちゃん
桜ママさんから情報いただき
5日前に目撃情報あったとのことで行きましたら、またまたこの子たちも日向ぼっこをされていました。
捕獲器を超警戒していると噂の2頭。
捕獲器がだめなら、あとはどうしたらいいんでしょう。
頭を抱えます。
猫ちゃんも、数匹目撃しました。
捕獲器に入ってくれますように。

富岡町長殿
大熊町長殿
双葉町長殿
浪江町長殿

バリケード封鎖のまえに、犬猫の全頭保護を目的とした民間愛護団体による保護活動を認めてください。
国に要請してください。
一年以上生き抜いてきた動物たちが、まだいるのです。
豊かとされる、平和とされるこの日本で、その命たちがあることを知りながら、
バリケードで封鎖してしまう、それはあまりにも非人道的なことではありませんか。
ペットの保護を待つ飼い主さんも、まだまだおられるのです。
一年以上経過した今でも、ようやく保護、再会を果たしている飼い主さん&ペットもいるのです。
ようやく保護されたペットは、先が見えない状態で避難されている家族である人間に、
光を、笑顔を与えています。
故郷が、さらに骨だらけになってしまいます、それでいいのですか。
まだペットが保護されていない避難住民は、心を傷めておられます。
生き残ってくれている命をバリケードで封鎖してしまう前に、民間愛護団体で保護するチャンスを、
もう一度与えてください、お願いします。

2012年4月10日「圏内活動ご報告」






診察待ちの間に書いてしまいます。
今日は二時間待ち、早いほうかな。

今日は、捕獲器の回収のみでした。

昨日今日と同行してくださったMさん、ありがとうございました。
Mさんは、引っ越しの予定を変更して、今日も同行してくださいました。
今日Mさんが同行してくださらなかったら、とくに犬の回収は一人では無理なので、
今日保護できた子たちは保護できなかったでしょう。
Mさん、ありがとうございました。

犬二頭、猫二匹を保護することができました。

◆仮名さくらちゃん
茶色、富岡町小浜

◆仮名うめちゃん
白、薄茶、双葉町上羽鳥
恐らく妊娠中?

◆ハチワレ猫
大熊町野上

◆白ベージュ猫
大熊町野上、耳怪我あり

Mさんは、にゃんだーガードさんでも大活躍されているボランティアさんで、猫さんたちは、
Mさんがにゃんだーガードさんに連れて行ってくださいました。
にゃんだーガードさんで保護していただけます。
にゃんだーガードのぶたまる隊長様、ボランティアの皆様、よろしくお願いいたします。
さくらちゃんとうめちゃんの詳細は、また後ほど個別にご報告いたします。

給餌でこの子たちの命をつないでくださった、各ボランティア様
ありがとうございました。
命をつなぐためのフード等、ご支援をいただいた皆様、ありがとうございました。

2012年4月21日「子犬二頭到着・子犬フード募集します」






恐れ入ります。
子犬のフードを募集させていただきます。m(_ _)m

フードはあまりころころ変えたくないので、できれば、『アイムスの子犬用』を、お願いいたします。

今日も、アニマルエイドさんがレスキューに入られていまして、子犬二頭を捕獲してくださいました。
二頭をLYSTAでお預かりすることになりました。
アニマルエイドレスキュー隊の桜ママさんが、噛まれながら手づかみで捕獲されたそうです。
スゴイ!拍手!!

生後2ヶ月ほどですが、人間を知らない子犬です。
そう簡単には保護させてくれません。
根性での保護だったと思います。
桜ママさん、ありがとうございました。

この子犬の兄弟らしき子犬と、ひどい怪我をしている母犬がまだのこされているそうです。
今日の子犬二頭、ひどい疥癬で、写真ではわかりずらいかもしれませんが、
毛が抜け、皮膚が象の皮膚のようになっています。
生後2ヶ月でも人間を知りませんから、夜ご飯をあげてもケージのおくで固まって見向きもしません。
今日保護できて本当に良かったと思います。
のこりの子も心配です。

レスキュー帰りの桜ママさんと、コインシャンプーでシャンプーしてきまして
そのまま病院につれていきました。

疥癬の注射をしてきました。
ワクチンは一週間くらい経ってからで、駆虫薬は先生が飲ませてくれたんですが、
帰ってきたらケージでぺーしてました、ガーン・・・。

桜ママさんは、シャンプー後、明日のために埼玉のアニマルエイドさんに、
フードを積み込みにいかれました。
スゴイ・・真似できません。
明日も頑張ってください!

医療費のご支援をお願いいたします。
4月後半から5月前半にかけて、避妊去勢手術の子が多く、医療費が足りません。
よろしくお願いいたします。

2012年4月22日「猫ちゃんが一匹到着しました」


今日もアニマルエイドさんはレスキューに入っておられました。
お疲れ様でした!

犬の捕獲器に猫ちゃんが入ったとのことで、LYSTAでお預かりしました。

詳細は診察後にお知らせいたしますが、疥癬のようです。

アニマルエイドレスキュー隊の皆さん
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
医療費のご支援を、お願いいたします。
どうかよろしくお願いいたします。m(_ _)m

2012年4月25日「圏内画像報告*悲惨な画像あり」





ボランティアさん、ありがとうございます。
シェルターお世話をしてくださったボランティアさんも、圏内同行してくださったボランティアさんも
お陰様で、短時間ながらも3日間圏内に行くことができました。
ありがとうございました。
残念ながら、捕獲器は空でしたが。m(_ _)m

ヤマトタケルの恐らく父母。
捕獲器に入ってくれません。
急いで林の中へ逃げていきます。
おどかしてもしょうがないので、追いかけることはしません。
他団体さんと情報共有させていただいています。

べつの場所は、キレイに食い逃げされました、残念。
でも、まだ生きてくれてる。
動物たちにとって命の危険が隣り合わせの圏内、生きているうちに保護したい。

6号国道沿いには、猫の亡骸、それから猪も。

巨大な養鶏場。
ニワトリらしき亡骸が大量にそのまま。
ギュウギュウに網に押し詰められた鶏たちが、お腹を空かせ、そこから脱出しようとした跡があちこちに見受けられた。

同じ日本です。
日本に、こんな場所があるんです。

私たち日本人は、大変なことをしてしまったと
改めて思いました。

せめて、今、生き抜いてくれている動物たちは
助けたい。
助けなければいけない。

LYSTA

LYSTA スズキリエ

MAIL:lystoanimals2011@gmail.com
・不要になった犬猫の引取りは行っておりません
・毎日限られた人数で作業しているため
 恐れ入りますが目的のない施設見学や
 突然の来訪はお断りさせていただいております